総合内科的視点の習得で、内科医としての安定した土台作りを
練馬光が丘病院 副病院長新井 雅裕
特定臓器や重症度によらず、幅広く診療が行えるジェネラリストの育成
本プログラムは、神奈川県三浦半島医療圏の中心的急性期病院である横須賀市立うわまち病院を基幹施設とし、同病院が属する地域医療振興協会(JADECOM)内の医療機関並びにその関連大学病院を連携施設・特別連携施設としています。JADECOMアカデミーの理念である「地域を支え、地域に学び、地域に活かす」を実現するために、診療・研究・教育が一体となり特定の臓器によらず幅広い視点で患者に向き合うジェネラリストを育成することを目標としています。
都心までアクセス良好で、急性期から診療連携までバラエティ豊かな症例を十二分に経験可能
当院を基幹施設として、地域医療振興協会(JADECOM)内の医療機関並びにその関連大学病院を連携施設・特別連携施設として協力しながら最低3年間の内科専門研修を行う。
平均在院日数が10日程度と極めて短く、救急車が17〜18台/日、年間6500台と、豊富な症例と接する機会を得ることができる。
高次病院や地域病院との病院連携や診療所(在宅訪問診療施設などを含む)との病診連携も経験できる。
横須賀米海軍病院との医療連携も多く、合同カンファレンスや米海軍病院医師 Dr.Branchによる講義も定期的に開催されている。
当院での研修を通じて、内科専門医取得に必要な症例数や、学会発表について指導医からの十分な指導を受けることができる。
横須賀市立うわまち病院内科専門研修プログラムは、神奈川県三浦半島医療圏の中心的急性期病院である当院を基幹施設とし、我々が所属する地域医療振興協会(JADECOM)内の医療機関並びにその関連大学病院を連携施設・特別連携施設としています。
当院は平均在院日数が10日程度と極めて短く、救急車が17〜18台/日、年間6500台と多く、この豊富な症例経験をベースに、エビデンスに基づく総合内科診療を体得し、救急や集中治療においてチーム医療を実践し、入院・外来患者に貢献できる強い総合内科医を育成できるプログラムです。卓越した知識と技術をもつ指導医と専攻医がお互いに切磋琢磨し知識を共有するとともに、質の高い多職種によるカンファレンスや連携施設の潤沢な講師によるセミナー、米海軍医師によるレクチャー、米海軍病院との年に2回の合同ケースカンファレンスや実際の症例を通じて横須賀にいながら世界標準の医療を体感することができます。
この美しい海に囲まれた横須賀で、JADECOM アカデミーの理念である「地域を支え、地域に学び、地域に活かす」を実現し、診療・研究・教育のすべてにおいて活躍できるジェネラリストを共に目指しましょう。
救急車搬送件数は年間6500台で、卒後医師研修が充実した米国では、内科医は①将来内科系専門医になる医師も②総合内科医・大人のジェネラリストとなる医師も、卒後まず総合内科で3年研修し、その後①の医師は内科系専門科フェローシップに進み、②の医師は指導医として活躍します。今後高齢化社会の中で各患者さんが持つ疾患の数はどんどん増えてくるので、幅広い対応能力がある医師は入院でも外来でもますます求められています。
当科では、米国で正式な研修を受けた米国専門医資格を持った指導医と、日本で卓越して育った指導医とが研修医と切磋琢磨し、米国内科研修の優れた点を活かし、日本で活躍するために必要な知識・技能・プロ意識を持った内科医を育成します。日本でも新専門医研修はそれに見習った形となりますが、当科では10年以上先駆けて、素晴らしい臨床能力を持った卒業生を輩出しています。
当科の診療・教育の質の高さは、見学や、「総合診療・感染症科マニュアル」や医学界新聞の特集記事を通じて全国の教育病院に影響を与えています。当科の良さや教育の実践を理解して頂くには実際にみて頂くのが一番です。興味のある方は是非見学に来て下さい。お待ちしております。また、各指導医の出張教育回診も承りますので、ご連絡頂ければ幸いです。
プログラム責任者
うわまち病院の内科研修は、内科医として土台を作るのには最適だと思います。いわゆる内科の全分野の疾患を隈なく経験できるだけではなく、様々な程度の症例を自分の力量を磨いたり試したりすると同時に先輩スタッフからの知恵と経験を伝授してもらいながら、日々の診療に取り組むことができるからです。また、一つの症例を最初から最後までじっくり診療することもでき、その過程で救急診療部や集中治療部との協力することもあり、内科疾患症例のいろいろな場面での対応も自ずと身につけることができます。病診連携や在宅支援システムなどからの症例は、入院治療だけではなく退院後の支援や指導も考えて診療にあたりますし、遠方の支援もありそこで得る経験を日々の診療の肥やしにすることもあります。うわまち病院で築いた内科の基礎を、その後のご自身の診療に十分生かしていただける、そのような研修プログラムだと思っています。
横須賀市立うわまち病院総合内科後期研修では、臓器別にとらわれない多彩な症例の入院管理、総合内科新患外来、救急外来を中心とした研修を行い、ローテーションで定評のある集中治療部や各専門科、連携施設での研修を通じて、実践力のある総合内科医の育成を目指しています。総合内科スタッフには血液、リウマチ、呼吸器科、消化器内科、救急の各々専門医を有しており、他科との垣根も低く、適宜最善の治療方針を協議しながら診療にあたっています。また、地域医療振興協会の豊富なネットワークを通じて、北は北海道、南は沖縄の離島まで、地域医療研修にも積極的に取り組むことで、内科医の枠を超えて総合医としての実力を高める機会も設けています。
個々の希望や、ライフスタイルに応じてフレキシブルに研修内容を調整できるのも特色です。数年後の病院建て替えも決まっており、間違いなく「伸びしろ」のある病院です。皆さまの募集をお待ちしています!
当院の総合内科では、領域にとらわれず広い範囲の疾患の診療に当たっています。救急診療や集中治療、一般病棟管理、癌治療や緩和治療まで、様々な状況下で自身が主体となり診療を行ったり患者さんと深く関わることで、総合内科のみならず総合診療の力が身につけられると思っています。内科領域だけでなく、希望があれば簡単な外科的処置などの指導も可能です。地域支援も行っており、どこに行っても、どんな状況でも、困ることなく対応できるようになると思います。自分も初期研修からうわまち病院ですが、自身の得意分野にとらわれない診療を行うことで、そのような力が身につけられたと思っています。
都心から電車に揺られること1時間弱、海と山に囲まれ古くから異国情緒のある港町として栄えてきたヨコスカ。我々Yokosuka GIM programの一番の売りは、救急・総合内科・集中治療が三位一体となり実現した特定臓器によらない幅広い診療の実践です。内科専門医に必要な症例数を、北米式の屋根瓦式教育を通して十分経験できます。また、総合内科単独や三科合同による多彩なカンファレンスを通じて、幅広い知識を身につけることができます。ヨコスカには米軍基地があり、日本語が話せない患者も搬送されてきます。将来、海外での臨床診療を考えている方には、米海軍病院や英国人医師とのカンファレンス、米国専門医資格を有する日本人医師からの指導を通じて英語環境に慣れることもできます。数年後には新病院建て替えも決まっており、公共機関でのアクセスはより便利になります。興味がある方は、是非一度見学へお越し下さい。心よりお待ちしています。
後期研修中に妊娠出産を経て、戻ってからも研修を続けています。病院敷地内に院内保育園があるので、一般の保育園より遅くまで預かってもらえたり、当直の際も預かってもらえたりするので、とても働きやすいです。総合内科としてcommon diseasesはもちろんのこと、希少な疾患の診断に至るような症例もあり、鑑別を行うトレーニングと様々な疾患の治療アプローチをする経験を積むことが出来ています。治療の処置や検査の手技も多岐にわたっているため、覚えることはたくさんです。これからもっと多くの症例に触れ、経験を積んで行きたいと思っています。
私は今年出産を経て、仕事に復帰させていただきました。指導医の先生方は業務の調整や内科専門医取得に向けた計画の修正など全面的にサポートして下さり、どうしたら子育てと仕事を両立していけるか相談に乗って下さいました。先生方のご理解ご協力と温かなご配慮があったからこそ、安心して仕事に復帰できました。また、生後4か月の娘は院内保育園で預かっていただいています。数時間おきの授乳や土日の勤務など、柔軟に対応していただき本当に助かっています。そして院内にはコメディカルの方々を含めて、多くの先輩方が出産を経て仕事に戻っていらっしゃいます。ときには子育ての助言をいただき、日々温かい声をかけていただきながら仕事ができるのは本当に幸せなことだと思っています。
※3年目以降 国内・海外留学が可能。
東京北医療センター / 伊豆今井浜病院 / 東京ベイ・浦安市川医療センター / 練馬光が丘病院 / 横須賀市立市民病院
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 全体回診 | 外来 | 外来 | 全体回診 | 外来 |
昼 | 集中治療部 レクチャー | 合同JC | 内科レクチャー | MKSAP | 救急レクチャー |
午後 | 呼吸器 カンファレンスCPC (第2月曜日) | 新入院 カンファレンス | 外来 | カンファレンス USNH/Dr.Branch (第4木曜日) | 新入院 カンファレンス |
※月に1回CPC
※月に1回(木曜日)米海軍病院との合同カンファレンス
※月に1回(木曜日)湘南鎌倉総合病院Dr.Branchとのカンファレンス